大阪のパワースポット サムハラ神社に行ってきました
2019/05/07
最近、関西のパワースポットとして注目されている「サムハラ神社」の春の例祭(4月23日)に行ってきました。
運良く、今年の春の例祭は日曜日でした。
地下鉄「阿波座(あわざ)」駅から歩いて10分ほどで着きましたが、11時ころでしたが神社の前は参拝者で長い行列ができていました。
神社に参拝後、社務所でサムハラ銭のお守りを購入しました。本当は指輪(神輪)を購入したかったのですが品切れでした。
この指輪(神輪)は、なかなか入手できないことで有名な授与品です。指輪ということで恋愛運、結婚運を高めると評判になり女性に人気ですが、一つ一つ手作りなのですぐに品切れになるそうです。予約や通販はしていませんので、ますます入手が難しいのです。この指輪(神輪)はネックレスのようにして身に着けてはいけないそうで、指輪として身につけることでご利益もいただけるとのこと。ですから自分の指のサイズに合った指輪があるのかどうかも運次第です。これほど入手が難しい指輪を入手できた人は、それだけで強運の持ち主かもしれませんね(笑)。
※指輪(神輪)の取り置き、郵送はしてくれるみたいですが、詳しくは神社にお問い合わせください。
この指輪(神輪)は入荷しても、朝9時から1~2時間位で無くなるそうで、値段は3000円だそうです。
せっかく立売堀まで来たので少し付近を散策しましてみました。大阪の立売堀(いたちぼり)といえば、大阪の商社である「山善」の創業者、山本猛夫をモデルとした立志伝テレビドラマ「どてらい男(どてらいやつ)」の舞台でした。その「山善」の立派なビルもサムハラ神社の近くにありました。
■サムハラ神社
所在地:大阪府大阪市西区立売堀2-5-26
主祭神:天御中主大神、高産巣日大神、神産巣日大神
創建:1950年(昭和25年)
例祭:月次祭(毎月23日)、春秋大祭(4月・10月 22・23日)
電話: 06-6538-2251
サムハラ神社は大阪府大阪市西区立売堀(いたちぼり)地下鉄阿波座駅から徒歩10分ほどの場所にある小さな神社です。
漢字で「サムハラ」とは不思議の4文字で、漢字のような文字ですが、神字で漢字とは異なりますので活字変換はできません。
以前は一部の人にしか知られない神社でしたが、パワースポットとしてこの神社が有名になり参拝する人が増えました。
特に授与品の指輪(神輪)が人気ですぐに品切れとなりなかなか入手できず運良く入手できた方は幸運です。予約も通販もできませんので入手できるかどうかは運次第です。ただし、電話で希望サイズの指輪があるのか確認できるそうで、もし希望サイズの指輪がある場合「お取り置き」はしてもらえるようです。
指輪以外の授与品として銭の形をしているサムハラ銭のお守りも人気です。サムハラ銭は厭勝銭(えんしょうせん)の一種です。厭勝銭は流通貨幣ではなく縁起物もしくは護符として所持した銭で弾除けの祈念銭です。
祭神は天之御中主神、高皇産霊神、神皇産霊神で「サムハラ」は三神の総称です。奥の院が岡山県津山市美作加茂にあります。
昭和10年(1935年)に田中富三郎が出身地の岡山県苫田郡西加茂村(現・津山市加茂町)にて旧い小さなほこらの荒廃を嘆き再興したのが本社の起源です。
しかし翌年岡山県特高課から無許可神社で商品広告しているとして自主撤去を求められたが、戦後ほこらは再建され、神社は大阪中之島の豊国神社隣接地に自費で建立。1961年(昭和36年)に現在地へ移築遷宮されました。
田中富三郎。1868年(明治元年)3月3日に美作加茂で生まれる。万年筆業界の先駆者で「田中大元堂」を経営。加茂西小学校に図書館を建設、奨学資金を贈るなど児童育成に貢献し紺綬褒章を授与される。「サムハラ」大神をあつく信仰していたため日清戦争と日露戦争で数々の危難をまぬがれたそうです。
田中はサムハラ大神の霊徳を世の人々に分かつため私財でサムハラ神社を建立し神前扉材は伊勢神宮より賜った。戦時中に兵士にお守りを贈る活動をしていたが、戦後も小判の形のお守りを自費で作成し無料で人々に配布していた。昭和42年12月3日逝去。享年100。大阪立売堀のサムハラ神社境内に胸像があります。宮司は養子が継いでいます。
■サムハラについて
加藤清正は文禄・慶長の役の時「サムハラ」の文字をを武器の刃に彫りつけて信じていたために万死に一生を得たという。
『耳嚢』巻2に、1782年(天明2年)、新見愛之助という小姓が登城の時に馬ごと坂の下に落ちたが怪我がなかった。
他の者に理由を聞かれると領民から送られた守護札を見せ「領民が野においてキジを矢で射たが当たらず、逃げようともしない。
弓がうまい者たちが競ったが駄目であった。このキジを捕まえたところ背中サムハラの4文字が書いてあった。
『この文字を書いた札を懐に入れておくと良いことがある』と流行った。」と語ったとの記述がある。
「サムハラ」はサンスクリット語の sa(m)vara (シャンバラ「三跋羅(さんばら)」)という言葉に由来するといわれています。
淡路の寺に斎藤実盛の位牌があり、その背に「サムハラ」の文字が書かれているそうです。
【古事記シリーズ】#1 サムハラ神社
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