コスモスの育て方 栽培方法
2019/05/26
コスモスは春播き一年草です。元来は秋に開花する花ですが、最近は改良が進み日長に関係無く播種後45日~60日ほどで開花する早咲き品種もつくられている。
日当たりと排水が良い所ならどこでも簡単につくれる。大輪種で草丈を低くした品種もあり、矮性種では40㎝くらいで開花するものも多い。
コスモスは秋を代表する花ですが、最近は早咲きの品種もあり初夏から晩秋まで楽しめます。
★種まき:4月上旬~7月下旬
★植えつけ:5月上旬~8月下旬
★開花期:6月上旬~11月下旬
■コスモスを楽しむコツ
コスモスは広めのスペースに群植して配色を楽しむのに適した花です。
「キバナコスモス」は暑さにも強いので夏に咲かせるのに最適です。
コスモスの早生の品種などと組み合わせると、夏前から秋まで花を楽しむことができます。
★「キバナコスモス」はコスモスとは別種で、性質もコスモスとは異なります。
コスモスは短日性植物ですが、キバナコスモスは日が長くても開花し、発芽や育生にはやや高温が必要です。
晩春に種をまいて夏前に開花させると花を長く楽しむことができます。
■種まき
庭植えは、よく耕した土に直播きする。株間は20~25㎝で3~4粒点まきし、薄く覆土する。
鉢植えは、赤玉土小粒7、腐葉土3の混合土を使用する。5号鉢に3~4粒点播して薄く土をかける。
早咲きは種は4月から5月ころに種を播く。秋咲き種は6月から7月に種をまく。
8月下旬から9月上旬ころに播種すると短日により草丈が短く育ちます。この場合、やや厚播にする。
発芽幼苗期にはネキリムシの被害が出やすいので注意。
■間引き
発芽がそろったらよい苗を残して間引きする。本葉5~6枚になったら摘芯してわき芽を伸ばすようにする。
■肥料
月に1~2回ほど液肥を与え、過肥は避けるようにすること。葉色が悪いときは液肥の回数を少し増やす。
肥料分が多いと茎や葉ばかりが育成し倒れやすくなります。また開花も遅くなるので注意してください。
■水やり
コスモスは乾燥を好み過湿を嫌うので、庭植えの場合は特に乾燥が強い場合でない限り水やりの必要はありません。しかし、夏の高温期はこま目に水をまくこと。
鉢植えは用土の表面が乾き始めたら早めに水やりをする。
■病気、害虫対策
白カビ病、ハダニ、アブラムシなどに注意する。病気には殺菌剤、害虫には殺虫剤をまく。
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