深夜の友は真の友

人生は短く、夜もまた短い。今日できることは明日に延ばして、せめてこの深夜の一時を…

京都 地主神社 京都を代表する縁結びの縁結びの神様

      2019/05/05

地主神社の社伝によれば、地主神社の創建年代は、神代(かみよ)つまり日本の建国以前とされ、 あまりの古さにその歴史は明らかではありませんでした。

しかし近年、アメリカの原子物理学者・ライル ボースト博士の研究により、 本殿前の「恋占いの石」が縄文時代の遺物であることが証明されました。

 
 

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京都の地主神社の鎮座する辺りは、古来「名勝蓬莱山(宝来山)」と呼ばれ、 不老長寿の霊山として信仰を集めてきました。 京都盆地が湖であった古代から、この蓬莱山は陸地であり信仰の場となっていたのです。

平安時代には嵯峨天皇、円融天皇、白河天皇が行幸した。天禄元年(970年)、円融天皇行幸の際、勅命により臨時祭が行われた。これが今日の当社例大祭「地主祭り」の起源である。

現在の社殿は、徳川家光が寛永10年(1633年)に造営したもので、本殿、拝殿、総門は国の重要文化財に指定されており、平成6年(1994年)には、歴史的経緯から清水寺の一部という形で世界遺産「古都京都の文化財」に登録されました。

境内には10メートルほど離れてたつ2つの守護石「恋占いの石」があり、目をつぶって、その石から石に辿り着けば恋が叶うとされている。

境内は「地主桜」と呼ばれる桜の名所で、弘仁2年(811年)に嵯峨天皇が行幸した際、一重と八重が同じ枝に咲いていた地主神社の桜の美しさに3度車を返したことから「御車返しの桜」とも呼ばれ、以後、嵯峨天皇は地主神社に桜を毎年献上させた。

当時の貴族社会では花見の花としては梅が一般的だったが、弘仁3年には嵯峨天皇が桜の花宴を開いたという記述が『日本後紀』にあり(日本初の桜の花見の公式記録)、これが日本人の桜好きの原点と言われる。

謡曲『田村』(清水寺創建の縁起物語と坂上田村麻呂の蝦夷征伐を描いた作品)で「地主権現の花盛り、それ花の名所多しと言えども、この寺の地主の桜にしくはなし」と歌われたほか、『熊野 (能)』『梁塵秘抄』『閑吟集』などでも地主桜の美しさが称賛されている。

「えんむすび祈願さくら祭」では白川女による献花と『田村』『熊野』の奉納が行なわれる。

現在見られる境内の桜は後年に佐野藤右衛門が移植したソメイヨシノで春にさくら祭りが開催されている。

 
 

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地主神社の神様

縁むすびの神さま大国主命を主祭神として、その父母神、素戔嗚命(すさのおのみこと)・奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)、さらに奇稲田姫命の父母神、足摩乳命(あしなずちのみこと)・手摩乳命(てなずちのみこと)を正殿に祭祀。

大国主命は因幡の白兎を助けた、心の優しいご利益のある神さまとして広く知られています。

三代続きの神々をお祀りしていることから、子授け安産の信仰も集めています。

また、 芸能と長寿の神さま大田大神、旅行安全・交通安全の神さま乙羽竜神、知恵と才能の神さま思兼大神を相殿に祭祀。末社には商売繁盛にご利益のある栗光稲荷社のほか、祓戸社、おかげ明神、撫で大国、水かけ地蔵、良縁大国を祭祀しています。

左の、5柱の神さまが本殿におまつりされています。素戔嗚命は八岐大蛇(やまたのおろち)を退治して奇稲田姫命を救い、伴侶とされました。この夫婦神の間に生まれたのが大国主命(おおくにぬしのみこと)です。

 
 

住所:京都市東山区清水一丁目317

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■地主神社へのアクセス

・新幹線京都駅八条口からタクシーで15分
・JR京都駅・近鉄京都駅から市バス206・100系統で12分
・阪急河原町・京阪祇園四条駅から市バス207系統で12分
「五条坂」「清水道(きよみずみち)」各バス停で下車、徒歩10分 清水の舞台を出るとすぐ左です

自動車をご利用の場合
※近辺には、公営もしくは民営(ともに有料)の駐車場があります。
名神高速道路「京都南IC」「京都東IC」より それぞれ車で約30分。
 


 
 

 
 

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