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介護保険の仕組みと、介護保険の利用方法の解説

      2015/05/25

介護保険は2000年からスタートした保険制度です。介護は家族だけでなく社会全体で支えていくという趣旨で、40歳以上のすべての国民が加入しなければならない制度です。

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■介護保険の仕組み

介護に関わる「訪問介護、在宅サービス」や「介護のための施設の利用」などが10%の負担で利用できるようになります。ただし、2015年8月より一定の所得のある人は20%の自己負担になる予定です。)

介護が必要な段階に応じて介護報酬額の上限があり、それをこえた部分は自己負担となります。

支給限度額は、在宅サービスに適用されるもので、施設入所者には適用されません。
 
 

■介護保険を利用できる人

この介護保険を利用できる加入者は、次の2つに分類されます。

★40歳から64歳までの人: 老化が原因とされる病気で介護や支援が必要となった人。あるいは「特定疾病」と診断された場合。「特定疾病」とは要介護状態になる可能性が高いとされる病気で「末期がん」「初老期の認知症」「脳梗塞」「関節リュウマチ」など16の疾病です。

★65歳以上の人: 要介護、要支援認定を受けた人。
 

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■介護保険料の支払い方法

65歳以上の年金受給者は原則として年金から天引きされます。

40歳から64歳までの人は加入している健康保険や国民健康保険の保険料と同時に納付します。

専業主婦は、「夫が会社員や公務員の場合」は夫が加入している医療保険の保険料に含まれているので直接納める必要はありません。自営業者の場合は国民健康保険料と合わせて世帯主が納めます。
 
 

■介護保険制度を利用するには

★申請が必要です
介護保険サービスは自己申告制ですので、利用者本人あるいは家族が市区町村の窓口に申請手続きをします。認定結果が出るまで1ヶ月くらいかかるので、できるだけ早めに申請してください。

★認定には審査がある
介護保険を利用するには、申請後に市区町村から調査員が自宅を訪問し、本人や家族から聞き取り調査をします(1時間程度)。

★医師の意見書
かかりつけの医者などに「意見書」を作成してもらう。かかりつけの医者がいない場合は市区町村の窓口で相談してください。

★認定
通常は申請してから30日以内に認定結果がでます。「介護が必要」と認定されるとそれぞれの「認定レベル」に応じて介護が受けられるようになります。

★ケアプラン(介護計画書)の作成
どのような介護サービスを、どこで受けるのか決める介護のサービスの計画書「ケアプラン」を作成しなければいけません。しかし、「ケアプラン」作成には専門知識が必要なのでケアマネージャー(介護支援専門家)に依頼するのが一般的です。このケアプラン作成の費用は全額保険でカバーされます。

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 - 介護、福祉

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