奈良の斑鳩の里へ行ってきました。
2015/07/22
斑鳩といえば、法隆寺を中心とした地域です。
今の斑鳩町という地名もありますが、本来は法隆寺付近を指す地名だったそうです。
なにせ「日本書紀」にも記載されれいるくらい、古い呼称ですから。
「イカルガ」とは「イカル」という鳥の名前だそうで、昔この鳥が沢山すんでいたのでこの名前が付いたそうです。
イカルという鳥をネットで検索してみると、日本全国に生息している鳥ですね。
斑鳩という地名がこの鳥に由来するとは新発見でした。
ネットのwikiでこの鳥のことが書かれていたのですが、斑鳩の地名の由来も色々な説があるみたいで興味深いです。
私が奈良が好きなのは、奈良の道を歩いているだけで落ち着くんですよね。
私は奈良の出身ではないのですが、やはり奈良は日本の古都というより
日本の原風景があるような気がします。
だから、奈良には無関係な私でも、奈良の田舎道を歩いているだけで、
故郷に帰ってきたような気がするのでしょう。
大和朝廷が発祥した地、三輪山の山麓から奈良へと通っていた「山の辺の道」も次は歩いてみたいものです。
桜の季節の奈良もいいものです。はやり日本の古都には桜が似合います。
日本の四季の美しさといえば「枕草子」の有名な…
春はあけぼの。
やうやう白くなりゆく山際、少しあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。
夏は夜。
月の頃はさらなり。
闇もなほ、蛍のおほく飛びちがひたる。
また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。
雨など降るもをかし。
秋は夕暮れ。
夕日のさして山の端いと近うなりたるに、烏の、寝どころへ行くとて、三つ四つ、
二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。
まいて、雁などのつらねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。
日入り果てて、風の音、虫の音など、はた言ふべきにあらず。
冬はつとめて。
雪の降りたるは言ふべきにもあらず、
霜のいと白きも、またさらでもいと寒きに、
火など急ぎおこして、炭持てわたるも、いとつきづきし。
昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も、白い灰がちになりてわろし。
日本の四季は美しいですね。こんな日本に生まれたことに感謝です。
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