深夜の友は真の友

人生は短く、夜もまた短い。今日できることは明日に延ばして、せめてこの深夜の一時を…

コロナウイルス流行も20年前 正確に予知 米国学者が書いた書籍に驚愕

   


 
 

『フォース・ターニング 第四の節目 』 ウィリアム・ストラウス (著), ニール・ハウ (著)

日本語への翻訳は、国際地政学研究所上席研究員の奥山真司さんが「監訳」しています。

この本はトランプ政権で主席戦略官だった、スティーブン・バノンが聖書として信奉していたそうで、全米でベストセラーとなった書籍です。

この本の著者は、歴史は「80年サイクルで繰り返す」そうして「この80年は、さらに20年の期間に区分できる」と主張します。

日本でも、メルマガ「ロシア政治経済ジャーナル」などで著名な国際関係アナリストの北野幸伯さんは、この本の「歴史の80年周期説」を参考にして現代の政治、国際関係などを的確に予測しています。

 
 

スポンサードリンク

 
 

■『フォース・ターニング 第四の節目 』は1997年に書かれた本です

この本は1997年に書かれた本です。それを前提にして本書の内容を少しご紹介します。

■2005年か、おそらくその前後の2~3年の間に、米国は第四の節目に突入するだろう。(p240)

■来るべき2005年前後のシナリオは説得力を持ってくるかもしれない。(略)
国際的なテロリストが集団が航空機を爆破し(略)、テロリストは米国の都市に報復攻撃を仕掛けると脅迫する。議会はテロ組織に対して宣戦布告し・・(p241)
 
★2001年9月11日、イスラーム過激派テロリスト集団アルカイダによってアメリカ合衆国に対して同時多発テロが行われた。

 
 
■疾病予防管理センターが新たなウイルス感染症の流行を公表する。感染症は人口密集地帯に到達し死者が何人か発生する。(略)
大統領は州兵に、リスクのある地域に防疫線を構築するするように命令する。(p242)
 
★2020年から起こったコロナウイルス流行も恐ろしいくらい正確に予知していることに驚きます。著者によると「2005年頃からその前後2~3年位を節目として「冬の時代」に入ると主張していました。まさにその「予言」の通りに2020年の現代はなっています。
 

 
 

■『フォース・ターニング 第四の節目 』のレビュー

■1936~1955を「危機」、1956~1976を「高揚」、1977~1996を「覚醒」、1997~2016を「分解」と見ると、ゾッとする様なピッタリ感ですね。
新たな「危機」の時代を感じるのにお勧めの本です。充実した内容。

 
 

■原作は、20年前の1997年に出版されました。
それがなぜ、2017年の今、日本で翻訳されたのでしょうか。

本書は、予言の書です。

「アメリカの危機」は20年ごとの節目(ターニング)を四つ(春夏秋冬のように)経ながら80年ごとに循環する、という二人の著者の仮説に基づいてこれまでの歴史を検証しています。

その上で、1997年時点での「未来」を予言しています。

1997年から20年経った今年2017年(季節が一つ変わった今)、本書に書かれた「未来」の予言の当否を考えてみました。

それは、本書の仮説を実証的に評価できるかもしれないという、わくわくする可能性につながりました。
同時に、背筋が凍ることになるかもしれないという不安とともに。

訳者によれば、「本書のいくつかの『予測』の中には的中したものもある」(3頁)と言います。

1997年からの20年間に、アメリカの9/11テロ事件(2001年)や「リーマンショック」による世界的金融危機(2008年)が起きました。

「2005年の前後に突然の変化が起こることによって、危機のムードが始まる」(17頁)

「アメリカは2025年までの時点で歴史の大きな転換点を迎えるはずであり、これは独立戦争や南北戦争、それに世界恐慌と第二次大戦の勃発と同じくらいのインパクトを持つものになるだろう」(17頁)

「今回の第四の節目では、アメリカは想像を超えた悲惨さをもたらす手段を持った状態で突入することになり、しかも、自分たちとまったく同じ手段を持った敵と直面することになるかもしれないのだ」(18頁)

「想像を超えた悲惨さをもたらす手段を持った状態」とは!
「自分たちとまったく同じ手段を持った敵」とは!

本書の帯には、
「トランプ政権主席戦略官のスティーブン・バノンが『聖書』として信奉する全米ベストセラー」とあります。絶句。

 

 
 

スポンサードリンク

 - 読書

  関連記事

奈良の斑鳩の里へ行ってきました。

斑鳩といえば、法隆寺を中心とした地域です。 今の斑鳩町という地名もありますが、本 …

智者の敵とは… 「呪術師と私」 ドンファンの教え より

わしにとっては心ある道を旅することだけしかない。 どんな道にせよ心のある道をだ。 …

梁塵秘抄を読みました

    古典文学って、なんか取っ付きにくい感じがするかもしれ …

平家物語を読んでみた

平家物語の文体はとてもテンポが良く、声に出して読んでみるとそのリズム感に酔います …

「YKK秘録 (講談社)」山崎 拓 (著) 手帳に記録しつづけて来た政界秘話

  かつて政界の中枢にいた山崎拓氏が、議員初当選以来、議員手帳に細かく …

動乱期をえがいた古典文学は面白いですね

古典文学の中でも「軍記物語」は私の好きなジャンルの一つです。 やはり、安定した平 …

源義経の騎馬軍団と、馬の文化

悲劇の武将といわれる源義経ですが、また天才的な戦術家ともいわれています。平家軍と …

今昔物語について

私が好きな古典文学に一つに「今昔物語」があります。 この今昔物語は、芥川龍之介を …

万葉集を読んでみました

    万葉集といえば、1200年以上前の詩集ですよね。 そ …