マイナンバーには、どのような個人情報が集められるのか?
マイナンバーにより、どのような個人情報が集約され把握されるのでしょうか?
マイナンバーという番号により、あなたの個人情報が全てヒモ付されてしまうと、あなたのプライバシーがすべて知られてしまう危険もあります。
■マイナンバーに集約されるあなたの個人情報とは
当面は社会保険の手続きや支払調書、源泉徴収票に記載されているあなたの個人情報が集約されます。
つまり、あなたの「住所、氏名、性別、生年月日、給与額、扶養家族の人数」などです。
■将来的にはマイナンバーと集約される個人情報とは
医療記録、医療情報なども将来的にはマイナンバーとのヒモ付が検討されています。
あなたのメタボ健診や予防接種の情報は2016年からヒモ付されることが決定されています。
あなたの医療情報、つまり「診療、検査、投薬、入院」といった情報は2018年から健康保険証を個人番号カードと一体化させてヒモ付が検討されています。
しかし、これらの個人情報はとても重要なプライバシーに係る個人情報なので日本医師会は反対しているそうです。
■銀行口座はマイナンバーとヒモ付されるのか?
あなたが現在持っている銀行口座は、2018年からあなたのマイナンバーを銀行から聞かれるようになります。この場合、銀行にあなたのマイナンバーを銀行に知らせる義務は当面ありません。
また、あなたの名義の銀行口座が勝手にマイナンバーとヒモ付されることはありません。
しかし、マイナンバーを知らせないと脱税の疑いを持たれ、税務署から目を付けられる可能性が高くなるかもしれません。2021年を目標に銀行口座のヒモ付が義務化される予定です。
■マイナンバーに関しての疑問や苦情、何か困ったときの相談と問合せ先一覧
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