愛犬の「しつけ」をするには空腹時が良い

犬に命令する言葉を「コマンド」と言いますが、コマンドはできるだけ短く聞き取りやすい言葉にしてください。
コマンドを適当に決めると、犬が迷う原因となりますので注意が必要です。

犬に芸を仕込むのは動物虐待という人もいますが、それは「しつけ」と「芸」を取り違えているのです。

愛犬に「しつけ」をするのは、犬を飼う場合に周囲のひとに迷惑をかけないためなのです。
人の子供でも、悪いことをしたら親は叱るでしょう。それと同じですよ。

犬を躾けるには、犬の心理を理解することです。

犬のしつけをする場合の注意事項

命令を統一する
犬は人間の言葉を理解しているわけではありません。飼い主が発するアクセントで飼い主の命令を理解するのです。
ですから、命令語（コマンド）は統一するようにしてください。

空腹時にトレーニングする
犬の訓練をするには空腹時するほうが効果的です。犬も満腹になると動きたくなくなるのです。
エサ抜きで犬をトレーニングすると驚くほど学習意欲が高くなります。

ご褒美をあげる
命令に従ったら必ず「ご褒美（おやつ）」をあげるようにしてください。
こうすると、犬は御主人の命令を聞くと良いことがあると思うようになります。
これも空腹時に行なうことでより効果的になります。

命令を繰り返さない
犬が命令を聞かないからといって、何度も命令を繰り返してはいけません。
命令は一度だけにして、必ずそれに従わせるようにしましょう。