初めて自衛隊イベントに行く人の為の準備と予備知識
2023/04/20
自衛隊のイベントに初めて行く人の、その準備とマナーなどを解説します。
自衛隊のイベントも「陸上自衛隊」「海上自衛隊」「航空自衛隊」によりそれぞれ特色があり、さらにそれぞれの所属基地もその基地の部隊により展示される兵器等に特色があるので各基地のイベントを周る自衛隊マニアもたくさんいるほどです。それくらい見所満載なのが「自衛隊イベント」です。
一般の人には見ることができない各種兵器の生の迫力を実際に体験してみてください。
■自衛隊イベントの準備とマナーについて
★自衛隊の観閲式を見学する場合、一般客は普通のラフな服装で大丈夫です。
★イベントによっては「日傘、雨傘」「脚立」が禁止されている会場もあるので事前に確認しておてください。
★会場内では「撮影禁止」の場所も多いので、必ず担当者の指示等に従うこと。
★会場周辺での違法駐車や、私有地に立ち入るなどの行為は厳禁です。(当日は警察の指導が厳しくなります)
★動きやすい服装、特に靴はスニカーなど動きやすい靴にすること。女性のハイヒール、ロングスカート、サンダルなどは禁止されているイベントもあります(海上自衛隊の艦艇見学など)。
★海上自衛隊の艦艇見学の場合、艦艇内の階段は狭く急勾配(ハシゴを昇り降りするのと同じ)なので、女性のスカートは避けたほうが無難です。。
★夏に行なわれるイベントの場合、広い会場や船上では日陰が無い場合が多いので、暑さへの対策を忘れずに。
★寒い時期に行われるイベントの場合、広い基地や演習場はとても寒いので防寒対策を忘れずにしてください。(カイロなど)
★自衛隊の基地などイベント会場は、交通の不便な所にある場合も多いので、イベントに小さな子供さんを連れて行く場合は、それなりの用意をして行くこと。
幼児をイベントに連れて行くのは避けたほうが無難です。
★ドローンはイベント会場および周辺では飛行禁止です。
★人気のあるイベントの場合、会場はとても混雑します。トイレは余裕をもって済ましておくようにしてください。
★来場者が数万人以上も来るような特に人気のあるイベントでは、広い会場内で家族や友人とはぐれてしまった場合、携帯電話で連絡を取ろうとしてもなかなか繋がらない場合があります。このような場合に備えて「はぐれてしまった場合に待ち合わせする場所」を、あらかじめ決めておいた方がいいですよ。
■自衛隊のイベントに行く場合に準備しておきたいアイテム
★双眼鏡:広い会場の場合は必需品です。陸自や空自では訓練展示が遠くで見難い場合があります。倍率が高いのもより視野が広い物を選んでください。
|
★帽子:日差しや小雨の時にも役立つツバのあるタイプが便利です。寒い時期は暖かい帽子は必需品です。
海上自衛隊の体験航海などの場合、海上は風が強いので飛ばされないような帽子にしてください。
★上着:風や日差しが強い船上などでの温度対策に役立ちます。寒い時期は防寒着は忘れずに。
海上自衛隊の体験航海や艦艇の一般公開の場合、艦艇内では急な階段の上り下りするので、女性のスカートは避けましょう。
★動きやすい靴:基地内はかなり広いので履き慣れた歩きやすい靴にしてください。演習場は舗装されていません。
体験航海や艦艇の一般公開では階段は急勾配で狭いのでサンダルやヒールのある靴は厳禁です(乗艦を断られます)。
★飲み物や食べ物:夏は熱中症対策にもなる「ミネラルウオーター」は必ず用意してください。広いイベント会場の売店では入手しにくい場合があります。
★日焼け止め:広いイベント会場や船上では日陰が無い場合もあります。
★雨具:雨カッパやポンチョが便利です。会場によっては傘は禁止の場合もあります。(海自や空自の場合が多いです)風が強く寒いときにも便利ですよ。
特に「ポンチョ」は雨が降ってきた時すぐに着ることができ便利ですし、カメラやバッグなどもポンチョの中に入れることができます。
|
★タオル:汗を拭いたり、頭に掛けて日除けにもなります。寒いときはマフラーにもなります。
★ビニール袋:ゴミを入れたり、雨カッパの代わりにしたり、なにかと便利です。
★小型の折たたみ椅子:航空祭などの展示飛行待の場合、立ちっぱなしになるので便利です。(場所によっては禁止されている場合もあるので注意)
|
★携帯クッション:航空祭などの時、エプロンなどでの展示待ちに便利です。
|
★カメラ:携帯電話のカメラ以外にも一つ用意しておくと便利です。
★クリアファイル:会場でもらった資料を入れます。
★予備の電池:カメラなどが電池切れする場合もあります。
■自衛隊イベントの楽しみ方
自衛隊のイベントには「観閲式」「観閲行進」「訓練」「飛行展示」「装備展示」などメインのイベント以外にも楽しいイベントが沢山あります。
★厚生センターは穴場です
自衛隊の施設に行ったら、そこの「厚生センター」に行ってみてください。厚生センターとはその基地の自衛隊員のための厚生施設です。
厚生センターには、その施設の自衛隊員が買いそうな商品が品揃えされています。ミリタリーグッズや、隊員が帰省する際の「おみやげ」として地域の特産品や銘菓から、自衛隊らしい珍しいグッズ、 パッチや識別帽、ジャンパーなど自衛隊の正規品に準ずる「プロ仕様」ものが販売されています。ミリタリーグッズが好きな人は特にお宝が満載ですよ。
駐屯地祭や基地祭、航空祭に行くと野外の模擬店などが人気ですが厚生センターは穴場なんですよ。
エアコンや暖房がきいていますし、休憩できるソファや食事ができる食堂、喫茶店もあります。厚生センターは自衛隊施設開放日には休業する場合もありますが、とりあえず訪問してみましょう。この厚生センターの事を知らない見学者が多く意外と空いていますのでゆっくりと食事ができますよ。
★自衛隊音楽隊の演奏
自衛隊の音楽隊といっても陸海空ごとに、さまざまな音楽隊が存在します。その頂点に位置するのが「陸上自衛隊中央音楽隊」「海上自衛隊東京音楽隊」「航空自衛隊航空中央音楽隊」です。
また、「海自の歌姫」として全国的に有名になったのが海上自衛隊東京音楽隊の三宅由佳莉3等海曹です。
★装備品試着、制服試着、体験搭乗
自衛隊員の制服(子供用サイズもありを着ての記念撮影も人気です。自衛隊の装備品を試着してその重さを体験するのも貴重な経験かも。
★自衛隊のミリ飯の試食
自衛隊の人気メニューといえば「海自カレー」が有名ですね。「護衛艦カレーナンバー1(GC1)グランプリ」では多くの一般来場者で混み合うほどの人気です。しかし「海自カレー」以外でも、自衛隊のイベントでは地元ならではのミリ飯を食べられる機会があります。
★自衛隊の「ゆるキャラ」
全国の自衛隊地方協力本部ごとにオリジナルキャラクターがいます。これらの「ゆるキャラ」との記念撮影も人気です。
■自衛隊のイベントに行くには、アクセス方法に注意
自衛隊の基地は、交通アクセスの良い場所にある場合もありますが、多くは交通アクセスの悪い所にあることが多いのです。そこで、問題となるのが「どのようにしてイベント会場まで行くか?」ということです。人気のあるイベントは特に混雑します。
車で行っても、駐車場が無い場合も多く、自衛隊側で駐車場を用意してくれても、駐車台数の限りがあったりします。さらにイベント終了後には見学者が一斉に帰るので、道路が大渋滞となるケースも多いですよ。
自衛隊側でも、最寄りの駅から「シャトルバス」を用意してくれる場合が多いのですが、この「シャトルバス」も行きも帰りもかなり混み合います。
ですから、自衛隊のイベントに小さなお子さんを連れて行く場合は、この混雑の考えて「子供さんを連れて行くか」考えてください。
また、帰りの混雑を避けるには、イベント終了時刻より早めに会場から出たほうがいいですよ。
■イベント会場の駐車場について
自衛隊のイベントに車で行く場合、会場に駐車場が有るか事前に電話等で確認しておいてください。イベント会場に駐車場が無い場合も多いです。
ほとんどの自衛隊イベントでは、基地内の駐車場は一般客は使用できません。
自衛隊側で臨時駐車場を用意している場合もありますが、事前に申し込み(駐車券)が必要な場合もありますので確認しておいたほうがいいでしょう。
自衛隊の基地は郊外にある場合が多いのですが、基地周辺の道路、私道に違法駐車することは厳禁です。(イベント当日は、取り締まりも厳しいです)
■自衛隊のイベントへ行く場合の注意事項
自衛隊のイベント(基地祭など)は、自衛隊の基地や演習場、飛行場、港などで行なわれます。これらの場所は交通の便が悪い所にある場合が多いので、イベントの日は車で道路がとても混雑します。特に帰りは一斉に車で帰るので大渋滞というケースも多いですので、できるだけ公共交通機関を利用したほうがいいでしょう。
自衛隊の広い基地や演習場、飛行場、港などは、夏は暑く冬は寒いです。時期によりそれなりの暑さ対策、寒さ対策を忘れずに。
■迷子対策を忘れずにしてください
自衛隊の人気のあるイベントでは、来場者が20万人以上となるイベントもあります。
このようなたくさんの来場者が予想されるイベントに行く場合は、子供さんの迷子対策を忘れずにしておきましょう。
また、子供さんだけでなく、家族や友人と行く場合でも、お互いがはぐれてしまう場合も多いです。
会場に何十万人もの来場者が来るイベントでは、会場内でスマホや携帯電話はつながらない可能性もあります。
迷子対策として
・「はぐれてしまった場合」にはどこで待ち合わせするか決めておきましょう。
基地内の一番目立つ場所(建物)を選んでおくといいでしょう。
・子供さんには、目立つ服装をさせましょう。
帽子などもできるだけ目立つものにしてください。
・子供さんが迷子になった時に備えて「連絡先」を書いたカードなどを持たせておくようにしましょう。
・当日の子供さんの写真をスマホなどで撮っておきましょう。
子供さんが迷子になったとき、「迷子センター」などで子供さんの服装などを説明するときに便利です。
・子供さんが迷子になったら、すぐに「迷子センター」に連絡してください。
また、基地内の案内や警備をしている係員に連絡しましょう。
関連記事
-
陸上自衛隊ヘリコプターUH-1の体験搭乗 大津駐屯地 2018
2018年12月15日(土)、陸上自衛隊大津駐屯地で滋賀県在住者を対象にヘリコプ …
-
ロシア極超音速ミサイル「アバンガルド」 迎撃方法はあるのか?
ロシアのプーチン大統領は2018年12月26日、米国の「核戦略見直し」に対抗して …
-
陸上自衛隊 帯広駐屯地 創立記念行事2018
2018年10月7日(日)、第5旅団創立14周年、帯広駐屯地67周年記念行事が開 …
-
2017年 彦根城築城410年祭 ブルーインパルス展示飛行
国宝・彦根城築城410年祭を記念して、平成29年6月4日(日)、航空自衛隊ブルー …
-
航空自衛隊春日基地「第25回ファミリーコンサート」の詳細
2018年12月1日(土)、航空自衛隊 春日基地「第25回ファミリーコンサート」 …
-
横浜開港祭 掃海艦「やえやま」型艦艇 一般公開
横浜開港祭で掃海艦「やえやま」型艦艇が一般公開されます。 やえやま型掃海艦( Y …
-
陸上自衛隊 八戸駐屯地 創立60周年記念行事 基地祭
陸上自衛隊八戸駐屯地(JGSDF Camp Hachinohe)は、第4地対艦ミ …
-
海上自衛隊 下総航空基地2019年 開設60周年記念行事
2019年10月26日(土)、海上自衛隊 下総航空基地 開設60周年記念行事が開 …
-
海上自衛隊 八戸航空基地 航空基地祭 イベント内容
海上自衛隊 八戸航空基地の第2航空群はP‐3Cを運用しており、固定翼哨戒部隊とし …
-
ブルーインパルス展示飛行「南紀白浜空港開港50周年記念」
2018年9月2日(日)「南紀白浜空港開港50周年記念」イベントが南紀白浜空港で …
- PREV
- サギソウの栽培方法
- NEXT
- アサガオの育て方(栽培方法)