深夜の友は真の友

人生は短く、夜もまた短い。今日できることは明日に延ばして、せめてこの深夜の一時を…

万葉集を読んでみました

      2015/05/16

万葉集といえば、1200年以上前の詩集ですよね。

そんな昔の詩が現代でも人気があるのは驚きだと思いませんか?

世界中でもこんな例はありません。

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このような文化を連綿と伝えている日本という国の素晴らしさを感じます。古代の詩を、そのままの形で現代人が鑑賞し、その歌に感動するのです。こんな継続する文化的伝統を持つ日本に感謝します。

万葉集に掲載されている詩は、天皇から一般庶民まで身分の貴賎を問わないところがまた素晴らしいですね。

「大和には 群山あれど

とりよろふ 天の香久山

登りたち 国見をすれば

国原は 煙立ちたつ

海原は かまめ立ちたつ

うまし国そ

あきず島 大和の国は」

舒明天皇

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【意訳】
大和には たくさんの山があるが
なかでもとりわけ美しい 天の香久山の上に登って見渡すと
広い平野にはかまどの煙があちこちから立ち上がり
海原にはカモメが盛んに飛び立っている
この大和は 本当に美しい国だ

奈良時代、まだ日本という国が形つくられてからさほど時代が立っていない時代、天皇が山の山頂に立って、山の麓のかまどの煙が立ち上るのを見て民の安寧を祈っていたのでしょうね。

そんな、古代日本の息遣いが、現代の日本人にもストレートに伝わってくるのが万葉集の魅力です。

しかし、万葉集の成立には、どのような変遷を経て成立したのか色々とわからない部分も多いそうで、そういう謎の部分もあるもの魅力かもしれません。

しかし、このような膨大な詩が残されているということは、古代から、その詩の作者の貴賎を問わず、その詩を保存しておく「人と場所」があったわけで、それはそれですごい事だと思いませんか?

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 - 読書

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