乳幼児の外出時に熱中症を防ぐ方法
2022/04/01
夏の暑い日に乳幼児を連れて外出するとには「赤ちゃんの熱中症」が心配ですよね。夏には乳幼児は大人の三倍ほどの汗をかくのです。
さらに、赤ちゃんは体温を調節する機能も未熟ですので「熱中症」にならないように気をつけてあげないといけません。
赤ちゃんは暑さにより体調が悪化してもそれを表現することが出来ませんので、赤ちゃんが出す「熱中症」のサインを見逃さないようにしましょう。
そこで、乳幼児など小さな子供と外出する時に熱中症を防ぐための方法を解説します。
乳幼児の「熱中症」の初期段階の症状としては
しゃべるのが極端に少なくなる
動きが少なくなる
顔色が悪くなる
目の動きがトローンとしてくる
これらの症状が見られたら、すぐに涼しい所に連れて行き、水分を補給しながら、水を含んだタオルで体を拭くなどして、すぐに病院に連れて行ってください。
乳幼児と外出するときに便利な「熱中症対策グッズ」
■ベビーカーを選ぶ
熱中症を防ぐためには、通気性のよいクッションや大型のフードなどを備えたベビーカーにしましょう。シートの背中部分に通気口を備え、アルミシートで照り返しの熱を反射するなど熱中症対策にも配慮しているのもを選んでください。
冷蔵庫で冷やす「冷却シート」や「ファン付きシート」「大型フード」等だけも販売されています。しかし、ベビーカーのフードで日差しを遮り影を作っているからといって安心してはいけません。
強い日差しの影響は、直射日光よりも地表のアスファルトからの照り返しの方が強いのです。赤ちゃんをベビーカーに乗せて散歩しているとき、アスファルトの道路上であれば、ベビーカーに照り返している温度はとても高いのです。
ベビーカーは地表に近い為、照り返しの影はもろに受けます。この時のベビーカーの中は、熱中症の原因である、「高温・多湿・無風」が揃っている事になります。
雨よけのレインカバーみたいな物は、逆に熱がこもりやすいので暑い日には注意が必要です。ハイシートタイプのベビーカーは、地面からの照り返しによる輻射熱を軽減するので熱中症を防ぐには効果的です。
シートの高さ調整が付いているベビーカーは高さを高くして使用すると良いでしょう。車高30cmのベビーカーと比べると、車高が50cmのベビーカーに対する輻射熱の影響は約3分の1にとどまります。
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■日よけ帽子
これは必需品ですよね。
■赤ちゃんの頭や背中部分に保冷剤を入れる専用ベビーカーシートカバーを使う
ベビーカーに直接、取り付けられるひんやりシートも効果的です。ベビーカー内はアスファルト道路の照り返しで、 大人の顔の位置での温度よりも3~4℃高くなります。
■ガーゼベスト
ベストの内側に保冷ジェルが入れられる赤ちゃん用のガーゼベストです。保冷材は、首の後ろと、両脇の下などに入るので熱中症予防にも効果があります。ガーゼ素材なので肌触りも良く赤ちゃんも安心です。
■冷感タオルケット
この冷感タイプのタオルケットは外出時にも便利ですよ。ベビーカーや車内での熱さましに使えます。
■乳幼児の外出時に熱中症にならないためのポイント
乳幼児の外出は、朝や夕方などの涼しい時間を選ぶこと。
暑い日中の場合は、直射日光があたる場所を避けること。
こまめに少しずつ水分補給をする。
保冷できるケースを用意してタオルなどを冷やしておく。
外出の前に、乳幼児用の日焼け止めを塗る。
首周り、脇、背中を中心にガーゼで汗をふく。
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